プロフェッショナル 仕事の流儀 堤幸彦

まぼろしの邪馬台国」のロケには、私もエキストラとして参加しました。大井川鉄道の列車に乗り、家山駅のホームに降り立つと、いきなり1人で何か考えている堤監督を発見。その後、エキストラ同士で写真を撮影していたら、一緒に写ってくれるノリノリな人でした。番組中にもありましたが、家山駅でのロケであれば駅のすぐ近くの小屋を貸し切ってそこに篭ってしまいほとんど出てきませんが、エキストラ総動員のシーンではわざわざエキストラの待機場所まで来て指示を出していました。
奥さんを亡くしているという話は初耳。結構苦労人なんですね。「多くの人が満足できる映画を撮りたい・・・経済的にも」という言葉が、最近は見事にコケ続きにも関わらず「20世紀少年」という大作を任されている堤監督だけに、重く感じました。バラエティ番組時代を振り返って、「最初はやりたくなかった」みたいなことを語っていましたが、今から更に10年ぐらい経ったあとも今を振り返って同じようなことを言っている気がしますね(笑)
堤監督の作品を見たのは、恐らく「新生トイレの花子さん」が初めて。私が小学生のときの映画ですが、そのとき流行っていた「学校の怪談」とは一味違う学園ホラーに心を躍らされました。たぶん5回ぐらいは見ていると思います。監督自身の思いをぶつけた作品というのも、是非見てみたいです。