APPLESEED アップルシード ★★★☆(★★★★★が最高)
やっとDVDで見ました。
3Dライブアニメーションと呼ばれる方法で全編制作され、3D CGなのにセルアニメ風のレンダリングをして独特の映像になっています。
冒頭、ノリノリの音楽で女の主人公 デュナンが闘うところは、デュナンやその他のキャラクターの表情や動きに違和感を感じますが、このシーンが終わるころにはすっかり慣れます。
映像の中でも特筆すべきは、このデュナンの表情。他のキャラクターは訳あって機械的な表情しかしませんが、デュナンに限っては表情がとてもリアルで、表現力はセルアニメを超えています。
ストーリーはというと、映像と比べるといたって普通。原作が古いこともあり、既成感を覚えるところもたまにあります。
同時期に公開された同じく士郎正宗原作の「イノセンス」と比べると、作品全体のできとしては劣ってしまいますが、娯楽性を考えればこちらのほうが上かもしれません。
映像も、ソフトに頼りきりで独自性が出せていないと思いました。
リアルな背景にトゥーンシェーディングをかけた3Dキャラクターという作品は他にあまりないので、今後の研究・開発に期待したいです。
あと、この作品の音楽には坂本龍一が携わっているそうですが、本編を見る限りではどの曲が坂本作曲なのかわかりませんでした。
特典映像でやっとわかったのですが、、、アカデミー賞作曲家のプライドは何処へ?