仁義なき戦い ★★★★☆
DVDで見ました。じつは極道モノは初めてに近い。見たことがある極道モノといえば、「ごくせん」や北野武監督作品など、どちらかといえば"極道に触れている"程度の作品。極道そのものを扱った作品は初めてです。
したがって、初っ端から喧嘩のシーンというノリは理解できませんでしたが、確かに面白い。傑作といわれるだけある。
次から次へと出てくるがらの悪いおじさんたち、タイトルの通り仁義もヘチマもなく殺されていく身近な人々。そして何より、菅原文太がカッコイイ。
実は私にとって、この人は「千と千尋の神隠し」の釜爺のイメージが強いのですが、あんな6本足のジジイではなく、40歳くらいの若いおっさんの菅原はホントにカッコイイですよ。
今では、少し空回りしちゃってる松方弘樹や三浦友和を垂れ目にしたような顔の梅宮辰夫も、この頃は文句なしにカッコイイです。
ラストはその後作られた続編につながる形で終わり、大満足とまではいきませんでしたが、十分に楽しめた99分間でした。