午前中

 病院へ行きました。
 一週間前に唾液腺が詰まって、「1週間後にまた来い」と言われて行ったものです。
 唾石は日曜日にポロッと取れたつもりで明るい気分でいました。
 CTスキャンを撮ることになったのですが、この待ち時間が異常に長い。
 しかも待っている最中に検査室の中から騒ぎが。
 しばらくすると「○○先生、至急検査室まで」と院内放送が。
 看護婦や医者が慌しく動き回り、酸素ボンベやら心電計などが検査室に運び込まれる。
 またしばらくすると、ビーッと心電計が音を立てながら、ひとりの老人が心臓マッサージを受けながら運ばれていきました。
 たぶん結構な年だと思います。
 そしてそのすぐ後、私が呼ばれたのですが、「ここに寝てください」と案内されたのはさっきの老人が寝ていたところ。
 寝るとまだ老人の温もりが残っているような気がしました。
 検査が終わってからさらに40分ほど待たされたのですが、待っている最中、「××さん、検査中に亡くなったんですって。あんな丈夫だったのに」という会話が隣から。
 ご冥福をお祈り致します。(亡くなってなかったらすみません)
 で、私の検査の結果はまだ石が残っているとのこと。
 しかも、前回石が砕けたときに、片方は唾液腺の出口から出たものの、もう片方は奥のほうへ流れてしまい、口の中からの手術では摘出できないとのこと。
 とりあえず痛みも腫れもないので治療は見送りですが、次に詰まったらエライことになりそうです。