クローバーフィールド HAKAISHAを見た

監督:マット・リーヴス
脚本:ドリュー・ゴタード
出演:マイケル・スタール=デヴィッド ほか
アメリカ映画
配給:パラマウント ジャパン
上映中にあれだけ多くの人が席を立つ映画も珍しいでしょう。しかも本作はたかだか85分の上映時間。でもそう言う私も何度か席を立とうかと思いましたが、チケット代はきちんと消化しなければならないので、ひたすら耐えました。最後まで見ずに、「あの映画はクソだった」とは言えませんからね。
一緒に見た友達には申し訳ないですけど、個人的には結構楽しめました。パニックシーンが始まるまで若干長いですが、それも伏線として機能していましたし、それが終わればまさにアトラクション型映画という感じで、次から次へと何かが起こります。
ただ、日本で大々的に公開されるハリウッド映画というのは、誰でもそれなりに楽しめるものが多いですが、本作はかなり観客を選びます。酔いやすい人なんかは、最後まで見ることすら難しいですからね。叩かれるとしたらそこでしょうけど、もともとそういう企画なのですから仕方がありません。
積極的に他人に薦められる映画では有りませんが、作品の特性上、家のテレビで見るのはかなり困難を極めるので(100インチ近い大画面なら別ですが)、少しでも気になる人はとりあえず見ておいたほうがよいでしょう。どんな作品でもそうですが、劇場でなければ、特にこの手のあまり使われてこなかった新しい手法を使った作品の評価はできないでしょう。