黄色い涙

近所の映画館でやっていたので見てきました。
犬童一心監督の作品を見るのは初めて(『タッチ』のテレビ放映をちらちら見たことはありますが)で、『行定系』を想像していたのですが、良い意味で裏切られました。
本作だけかもしれませんが、犬童作品の中での女性の描き方は行定勲監督に比べるとドライです。
久し振りに良い青春映画を見た感じがしました。

で、何故この映画が近所の映画館で上映されているかというと、その映画館でロケされたから。
今自分が座って見ている映画の中の登場人物が、今自分が座っている座席に座っているというのはなかなか面白い体験てす。
非常に古い映画館で、1960年代が舞台の作品にそのまま出てきても全く違和感がありませんでした。
貴重な劇場ですので、潰れずに永く残ってもらいたいものですが、日曜日の夜に見に行ったのですが観客は私を含めて3人。上映自体、土日祝日しか行っておらず、他人事ながら今後が心配になります。
また、上映前に『続・三丁目の夕日』の予告編をやっていたのですが、予告編に登場する映画館もこの劇場のようです。