『花ざかりの君たちへ』最終回と10月期ドラマ考察

 『花君』の最終回を見ましたが、なんだかキャストの魅力だけでもっているようなドラマでしたね。2
時間もあるのに、あれだけ起承転結が乏しい脚本てどうなんでしょう。1時間の枠を無理やり引き伸ばした感じでした。調べてみると、脚本の武藤将吾はテレビ版『電車男』や映画『クローズ ZERO』の人。一方、チーフディレクター松田秀知は、『黒革の手帖』や『けものみち』の人。対照的な作品を手がけた2人のコンビだったみたいです。城田優は女装をすると外国人にしか見えませんね。特技がスペイン語らしいので、そっちの血が混じってるのかもしれません。夏休みに、『死にぞこないの青』のロケで富士宮新幹線で来たそうです。
 平均視聴率17.0%、最高視聴率21.0%(最終回)を記録した『花君』の後には、上戸彩主演の『暴れん坊ママ』がスタートします。新視聴率女王の次は低視聴率女王の登場です。『下北サンデーズ』『ホテリアー』と2作連続主演ドラマの視聴率が9.0%を下回っていますが、本作で挽回なるのでしょうか。それにしては、共演が大泉洋だったりバナナマンだったり、どうなんでしょ。チーフディレクターは『大奥』『ウォーターボーイズ』がヒットし、『下北サンデーズ』で上戸と共に苦汁を舐めた佐藤祐市です。脚本は『功名が辻』の大石静。フジテレビは良いキャストを月9の『ガリレオ』に集中させていますね。
 個人的に期待しているのが上川隆也主演『スワンの馬鹿!』。共演に成宮寛貴劇団ひとり芦名星と注目株が多いです。もちろん上川隆也にも相当期待してますが。チーフディレクターは『白い巨塔』や『古畑任三郎』の河野圭太、脚本は『特命係長 只野仁』にサードシーズンから参加した旺季志ずか。豪華です。