第1回アジア映画賞

allcinema ONLINEによると、香港国際映画祭組織委員会が今年から開催するアジア映画賞のノミネート作品が発表になったとのこと。日本映画のノミネート作品は以下の通り。ただし、香港・中国・韓国との合作映画『墨攻』は除いてあります。

作品賞

武士の一分（いちぶん）（山田洋次監督）

監督賞

なし

男優賞

渡辺謙（明日の記憶）

女優賞

宮沢りえ（花よりもなほ）
中谷美紀（嫌われ松子の一生）

撮影賞

なし

音楽賞

ゲド戦記

視覚効果賞

神谷誠（日本沈没）
増尾隆幸（嫌われ松子の一生）

日本国内の賞レースとは一味違ったノミネート作品群です。アニメ賞がないのは、日本の一人勝ちになってしまうからでしょうか。
ちなみに作品賞には『武士の一分』のほか、チャン・イーモウ監督最新作『Curse of the Golden Flower』や『グエムル −漢江の怪物−』がノミネートされています。
私が解説できそうな視覚効果賞はというと、日本からの2作品以外に『Curse of the Golden Flower』『グエムル −漢江の怪物−』『The Restless』がノミネートされています。『The Restless』はわかりませんが、他の作品は予告編を見る限り良い勝負です。映像の美しさでは『Curse of the Golden Flower』が一番だと思いますが、『嫌われ松子の一生』の独特なCG表現も評価されるかもしれません。あるいはハリウッドライクな『日本沈没』か、アジア映画としては珍しくモンスターをCGで描いた『グエムル』になるか、楽しみです。