エリ・エリ・レマ・サバクタニ ★★★★
レミング病という、感染すると自殺してしまう病気が大流行している2015年が舞台のSF。アイディアは素晴らしいのに、それを訳のわからない物語で完結させてしまっているところがまた素晴らしい。青山真治監督の「俺はこれがやりたいんだ!!」という熱意が、ワンカットの映像、ワンシーンの音楽に込められています。大して製作費をかけられた映画ではないはずなのに、退廃した未来世界が映像によく表れていて良かったです。『ノイズ系』という音楽が題材になっているようですが、とても興味が持てました。ただ、このストーリーで、クレジットでの宮崎あおいの名前を浅野忠信の次に出すのはどうかな? 宮崎あおいだけが目当ての人は少し悔しい思いをすると思います。ちなみにこの監督の代表作は『EUREKA ユリイカ』ですが、行き付けのTSUTAYAにDVDがないのが残念です。VHSならあるのですが。
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2006/07/26
- メディア: DVD
- クリック: 43回
- この商品を含むブログ (139件) を見る