“たたり伝説”なんて言っていられない サル有害駆除へ

 宮城県加美町宮崎地区で、ニホンザルによる農作物被害が拡大している。とりわけシイタケ被害は深刻で、来年度からの栽培見合わせを検討する農家も出始めた。地元には古くからサルの“たたり伝説”があり、これまで猟友会は銃の使用に消極的だった。しかし、年々拡大する食害に加え、人慣れしたサルが人間に危害を加える恐れも出てきたことから、ようやく対策に乗り出した。