アカデミー賞ノミネート作品発表

作品賞には予想通り『ブロークバック・マウンテン』がノミネートされています。計8部門でノミネートされており、受賞最有力候補でしょう。映画の製作費の高騰が叫ばれるハリウッド映画で、このような低予算映画(といっても、日本円にして30億円ということで、日本映画界に入れば超大作)が高い評価を受けるのは良いことです。ただ、題材的に見に行きたくない・・・・・・。『ミュンヘン』も作品賞にノミネートされています。
助演女優賞には若手のキーラ・ナイトレイがノミネートされていて、これも注目できるでしょう。
日本人として一番気になるのが、長編アニメーション部門。『ハウルの動く城』『ティム・バートンのコープスブライド』『ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!』の3作品がノミネートされていますが、どれも評価が高い作品なのでかなり混戦になりそうです。
音楽賞では『SAYURI』『ミュンヘン』の2作品でジョン・ウィリアムズがノミネートされています。『SAYURI』はゴールデン・グローブ放送映画批評家協会賞でも音楽賞を受賞していますが、そんなに良い曲なのでしょうか。でも映画自体の評価はボロクソです。
音響効果賞には『キング・コング』『SAYURI』『宇宙戦争』がノミネートされています。『SAYURI』は見ていませんが、音の迫力は『宇宙戦争』が『キング・コング』に勝っています。
CGオタク注目の視覚効果賞には『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』『キング・コング』『宇宙戦争』がノミネートされています。なんと『スター・ウォーズ』がノミネートされていません!上にある通り音響効果賞にもノミネートされていません。『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』はソニー・ピクチャーズ・イメージワークスとWETAデジタルが、『キング・コング』はWETAデジタルが、『宇宙戦争』はI.L.M.が担当しています。完成度と奇抜さでは『キング・コング』が抜群ですが、『宇宙戦争』のトライポッドも素晴らしい出来なので、こちらも混戦が予想されます。WETAデジタルは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで受賞しっぱなしなので、そろそろI.L.M.も受賞してほしいところです。