19時から日本テレビ系でやっていた爆笑問題の番組。
 ところどころ見たのですが、結構面白かった。
 特に教師が出てきてがやがやバトるところ。
 興味深かったのは「ゆとり教育」についての議論。
 生徒の自主性や個性を伸ばす教育というのが「ゆとり教育」らしいが、これって、生徒が「学ぶことを楽しい」と感じていることが前提に作られていると思う。
 総合学習や選択教科などで学びたいことがより深く学べるといえども、学校でやる勉強自体楽しくないと考えている私のような人はいるわけで、そのような生徒にとっては「ゆとり教育」はただの放置プレイにしかならない。
 番組内でも学ぶことは楽しい派と、んなわけねぇだろ派が分かれたが、結局結論は出ない。
 中曽根内閣時代にゆとり教育についての会議に参加したとかいうオバさん教師は、学ぶことは楽しい派で、一歩も譲ろうとしない。それに対して「また出た優等生」と小ばかにする別の先生。
 一向に結論は出そうになかったが、ただ、先生に心得ておいてもらいたいことは、世の中には勉強(少なくとも学校でやるもの)自体、心底嫌いな人がいるということ。重要なのは、そのような人たちに勉強の大切さを教えることだと思う。
 人間は生まれたときから新たな知識を欲する本能があり、学ぶことは楽しいはずだと言われても、世の中、それ以上に楽しいことは山ほどあるわけで、少なくとも学校の勉強はそのような話題の中で語るほどの魅力は持っていない。
 また、番組内では「授業中のメールは個人の自由」とか「ズル休みは個人の自由」などと考えている高校生が大変多いことも取り上げられた。そのアンケートがどこまで信用できるかわからないが、少なくともこの2つのことは、個人の自由であるとは言いがたい。少なくとも、義務教育期間中は国の税金を使って教育を受けているわけだから、こんなことをいえるはずがない。