クロスファイヤ

 宮部みゆきの原作小説を「ガメラ」シリーズの金子修介監督が映画化した作品。
 出演は矢田亜希子伊藤英明長澤まさみ
 長澤まさみは本作が映画デビューということで見たかったのですが、大したことなかったです・・・。
 矢田亜希子演じる主人公はパイロキネシスという、念じるだけでものを発火させる能力がある女性。思いを寄せていた伊藤英明演じる同僚の妹が惨殺され、彼の復讐にパイロキネシスを使おうとした主人公だが・・・・・・。
 というストーリーで、ジャンルはSFが入ったミステリーです。
 ストーリーはまあまあ。登場人物は、飲食店で殺人事件の捜査に関する話をしたり、車が燃え出したからといってガソリンスタンドへ逃げ込んだりと、自分勝手なことばかりしていますが、そこはご愛嬌。
 ひとりひとり、きちんと描かれていてよかったです。
 CGや特撮を使った炎の映像はなかなか。
 パイロキネシスの熱と炎によって人が焼け崩れていくさまは、小さいころに見たらトラウマになりそうなくらいスゴイです。
 そして、ロケには今なき横浜ドリームランドが。いい遊園地でした。(関係ないけど)
 この映画には、マトリックスばりの弾除けシーンが2箇所ほどあります。それを矢田亜希子がやっちゃうんだから、そのアンバランスさが面白い。
 ボウガンの矢をよけたり、爆発の炎を超能力で防いだりしてる矢田亜希子は、X-メンに入れそうです。
 映画館で見ても不足のない仕上がりは、休日にテレビで見るのには十分過ぎるものでした。