スパイダーマン2

 「スチームボーイ」と同じ日に見ました。
 1作目同様、良質な出来でした。
 1作目は主人公 ピーター・パーカーがスパイダーマンになっていく過程が面白く、2作目ではどうなるのかと心配していたのですが、登場人物の人間関係(特にピーターとMJ)がより深くなり、ヒーローモノ以外でも楽しめます。
 CG映像は、前作より完成度が高く、面白みにのあるものになっていました。
 特に敵のドック・オクのAI搭載の人工アームが非常によくできており、ただの気ぐるみだったグリーン・ゴブリンより遥かにすごいです。
 また編集の方法も多彩になり、クモマークをズームアップして次のシーンへ移ったり、電車のシーンなどのスパイダーセンスの描き方もよくなっています。
 ただ残念なのは、ドック・オクの人間としての描き方がやや弱いところ。
 前作はハリーの父(名前忘れた)がグリーン・ゴブリンになっていく状況がよくわかったのですが、オクタビアス博士のマッドサイエンティストぶりが物語の当初からあまりにも色濃いので、最後のシーンでも同情できません。(グリーン・ゴブリンにも同情できたわけではないが)
 それでも続編にしては珍しくストーリーでも成功しているので、見る価値はあります。


 ところで、サム・ライミスティーブン・スピルバーグジェームズ・キャメロンといえば映画界を代表する映画監督でずか、どの人もホラーやパニック映画出身なのですね。