スパイ・ゾルゲ(2003)

スパイ・ゾルゲ [DVD]

第一次世界大戦からソ連崩壊まで一気に描く篠田監督のラストフィルムとしてふさわしい見応えだったが、面白いかどうか、何か深いものはあるかないかと言われると、少し疑問。何せエンディングにジョン・レノンまで流しちゃうちょっとズレた映画なので。主演は「トゥームレイダー」のダニエル・クレイグじゃない方の人。

美女と野獣 BEAUTY AND THE BEAST(1991年)

美女と野獣 ― スペシャル・リミテッド・エディション [DVD]

  • アニメ
  • 84分
  • アメリ
  • 監督:ゲイリー・トルースデール、カーク・ワイズ
  • 脚本:リンダ・ウールヴァートン

鑑賞したのは恐らくIMAX版に合わせた特別版。幼い頃はルミエールやゴグズワースが最後に人間になるのがずいぶん突拍子もなく感じたが、彼らが「人間になりたい」と歌うシーンが追加されたおかげでわかりやすくなったと思う。少し目を離しただけで話に置いて行かれる展開の速さは少し疲れるが、小さな子供を含む観客を飽きさせない工夫は凄い。

マイ・ブルーベリー・ナイツ MY BLUEBERRY NIGHTS(2007年)

マイ・ブルーベリー・ナイツ [DVD]

最初と最後だけ組み合わせればありきたりだけど面白い作品だったと思うし、ラストのキスは素敵だが、それがポスターやDVDのジャケットに使われてしまっていてもったいない。中盤はロードムービーのような雰囲気だが、旅をしている様子のほとんどをお洒落な映像で済ませているところは、斬新というべきか手抜きだと指摘すべきかわからない。コマ落ちする演出には再生しているパソコンが壊れたかと思った。タイトル通り、スイーツな映画だった。とにかく気だるい。実際の上映時間以上に長く感じてしまった。

まぼろしの邪馬台国

まぼろしの邪馬台国 [DVD]

卑弥呼に取り憑かれた男の話。竹中直人のキャラクター設定に始まり卑弥呼とかセリーヌ・ディオンとか、果ては邪馬台国滅亡まで描いちゃって、映画としてギリギリを通り越して若干すべってる部分もあったが、そこが堤監督らしくて嫌いじゃない。一ヶ月後覚えているかどうかわからないけど、見て損はない映画。ただ、体感時間は「愛のむきだし」より長い。ちなみに私が背中とシルエットだけ出演してます。

愛のむきだし

愛のむきだし [DVD]

パンチラに取り憑かれた男の話。上映時間に始まり盗撮アクションとか勃起の描写とか血の吹き出し方の胡散臭さとか阿呆みたいな字幕とか十字架とか奥田瑛二の娘とか、何もかもが映画としてギリギリ過ぎた。たぶん自分の嫌いなタイプの映画だが、多種多様な要素が組み込まれ結局それらが全て極限に行っている凄い映画なので、けなすことができない。でも、最後に女の子が助けにきてくれる映画は好き。ということは、観客に好き嫌いも言わせない映画ということか。

見た映画

ハート・ロッカー第9地区半分の月がのぼる空Jam Filmsスミス都へ行くアマルフィ 女神の報酬パコと魔法の絵本。ボックス!。ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲。あといろいろ見たけど覚えてない。